ヴェストワンカップ【WEST ONE CUP】西日本最大級メジャー麻雀大会 ベストワンカップ

(ヴェストワンカップ/ベストワンカップ)

第4回WEST ONE CUP自戦記【板川 和俊】

第4回ヴェストワンカップを振り返って
今回は前年優勝者シードでベスト16からの参戦となりました。今回の対局に挑む上で心がけたのはとにかく最後まで諦めず『魅せて勝つ』がテーマでした。
自分の持てる技量を最大限に発揮し、マンガン放銃したらハネマンあがり返すような麻雀を打とうと心がけました。
最初の5回戦は16名で総当たり。2着、3着、2着で迎えた4回戦目南3局を迎えて持ち点は1600点、このまま終わってしまうのかという感情が脳裏をかすめる。
諦めたら終わり。一撃必殺を狙い国士無双成就??2着とし首の皮一枚で繋がる。
5回戦目は3着。トータルポイントは+30ちょいの5位。最終6回戦も苦戦中、南1局の親で中ポンから

22456南南南白白 中ポン

中を加カンして暗刻の南がドラとなりリンシャン牌で2ツモ、8000オールでひとまくり??最後もマンガンツモで6回戦目にして初トップ。
まるで劇画のようなあがりを連発し、トータル3位で決勝へ。

決勝にはジャンプアップで通過の軽部さんと同卓だった山越さん、私、別卓からは下位から大まくりの薬王寺さんが進出。
軽部さんは日頃、私が主催する道場にも参加してくれており、今回のヴェストワンカップ出場もガチで私と決勝対決するために参加したとのことでしたので
競技麻雀の普及に努めている私にとっては決勝で対戦できることは勝敗に関係なくこの上ない喜びだった。

ベスト16で2度対戦した山越さんについてはこれまでの私の経験値にはあまりないタイプの打ち手でメンタル面の強さを感じたので
要注意で決勝は揺さぶられないで手をぶつけにいかないといかないと感じた。

いざ決勝、昨年はオール2着のしぶとい麻雀で優勝したので今年は華麗にトップを取って観てるギャラリーに感動を与えての優勝をと思って対局についた。

1回戦、勝負どころで手をぶつけに行き決勝初トップ??このまま連勝でワンサイドにしたいところだったが包囲網を敷かれてそうはさせてくれず2回戦はラス。
3回戦はトータルトップの山越さんに包囲網が敷かれラス目に落とす中、競合いを制する渾身の嶺上開花で6000オール。自分自身でも身震いするあがりだった。

トータルトップで迎えた4回戦目、この半荘のテーマはトータル2着目の山越さんにはトップを取らせないこと。
しかしながら競合いを制したのは山越さんでオーラスは2着を確保するのが精一杯だった。

最終戦を迎えるてトータルではまだ首位であったが山越さんとは着順勝負で実質一騎打ちであった。
規定によりトータルトップである私がラス親となり山越さんの起家でスタート。
上家だったので山越さんの仕掛けに徹底的に牌を絞ることを選択。
ところが自分でもあがれそうになってきたため二をリリース。これを鳴かれて800オール。

この後の猛連荘を止めることができなかった。今回の一番の敗因は仕掛けに対して絞ると決めていたのに二を鳴かせてあがりきられたことだと思っている。
今回の決勝で優勝者の山越さんは最後まで攻めつづけてメンタルがブレていなかったのと繊細な押し引きのバランスが絶妙だったと感じました。
私自身は準決勝、決勝の闘牌の中で『魅せる麻雀』は展開できたと思ってますが勝ちきることはできませんでした。
対局後、たくさんの方々から「見応えのある手に汗握る麻雀でした。堪能しました。」というコメントをいただけたことが何よりの収穫でした。

山越さん、おめでとうございます。
また来年、チャレンジします。

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