日本プロ麻雀協会所属第1回関西チャンピオンシップ優勝薬王寺重成と申します。名前だけでも覚えていただければと存じます。
さて、今回私は第4回WESTONECUP第3位という成績で終えました。
私自身として非常に悔しい結果となりましたが、その決勝での内容、またその決勝までの道のりを自戦記として書かせていただけばと思います。
《5/26(土) 本戦1日目》
私は今回のヴェストワンカップは私情により見送ろうと考えておりました。しかしながら、5月2日にあった関西チャンピオンシップという大会で優勝し、幸運にも本戦シードをいただくことが出来ました。
そんな本戦1日目。
その日は体調も良く、テンションも丁度いい塩梅で、会場入りした段階でかなりいい状態で麻雀に向き合えるという感覚がありました。
牌の巡りもよく、結果は1112のジャンプアップ。
麻雀は心·技·体全てが重要な競技です。特に心(メンタル)については、対局中のそれがフォーカスされがちですが、実は重要なのは対局前のメンタル作りだと私は考えています。
対局前に音楽や食事でメンタルを整え、その後の対局中の集中力・ブレないメンタルへと繋げる。意外と気付いていない方が多いです。皆様も是非実践してみてはいかがでしょうか。
《5/27(日) ベスト48》
ここからは各団体のトップ選手、昨年のベスト4の選手がシードとして参戦してきます。
特に象徴的だったのが第一戦目。
意気揚々と卓につくと、そこに座るは
現最高位 村上淳プロ
最高位戦classic覇者 堀慎吾プロ
元プロ野球選手 加藤哲郎さん
1人でプルプルしてましたが、リーチすればなんでもツモる。終わってみればダントツのトップでその半荘を終えることが出来ました。
1日通してもラスを引くことがなく、常に安定した成績でベスト16へと残ることが出来ました。
《6/2(土) ベスト16》
この日は本当に本当の勝負がけの日。この日もお気に入りのテンションをあげる音楽を聞いて会場入り。
しかしながら、1半荘目、これまでこの大会で取ったことのない4着。その後の2回戦3回戦も3着3着。
3回戦に終わった時点で16人中15位でした。全6回戦では正直かなり厳しい位置。
正直に言うと心のどこかでは相当厳しいなと思っていました。ただ、諦めない気持ちは絶対に切らさないようにしていました。
その結果4,5回戦は1着1着。
なんとか首の皮1枚繋がって6回戦まで打つことが出来ました。
さらにその次の6回戦でも着順条件厳しかったのにも関わらず、なんとか通過。
諦めない事の大事さを肌で感じました。
《6/3(日) 決勝》
結果は皆様ご存知の通りです。
実力不足でした。
山越さんおめでとうございます。
来年はベスト48から。
必ずリベンジします。
日本プロ麻雀協会
薬王寺 重成