ヴェストワンカップ【WEST ONE CUP】西日本最大級メジャー麻雀大会 ベストワンカップ

(ヴェストワンカップ/ベストワンカップ)

第3回WEST ONE CUP自戦記【田内 翼】

第3回WEST ONE CUP自戦記 田内 翼

第1回、第2回WEST ONE CUP優勝の日本プロ麻雀協会の田内翼です。今年も自戦記を書かせて頂くことになりました。拙い文章ですが最後までお付き合いお願い致します。

前年優勝の私は三日目の準決勝(ベスト16)からの出場。全4卓のうち、1卓が配信されるのですが、全て配信卓で打たせてもらうことに!
これは非常にありがたいことで、気合も入ります。

1回戦の相手は第1回準優勝の友添さん、同じく3位のサイコロさん、現将星の地野さんといきなりの山場。
『よろしくお願いします!』と元気良く挨拶したおかげか、いきなり配牌イーシャンテン(笑)第一ツモでドラ表示牌のペン⑦を引きダブルリーチ!!
中盤に戦える形になった地野さんから出あがり、裏も乗って満貫の好スタート。

今年も私の為の大会なのか?!

しかし気付けば最終局には3着目で迎える。満貫をツモればトップ。終盤に④をアンカンしてドラ1の⑤⑧でリーチ。しかし場に5枚切れていて、下家の友添さんがピンズのホンイツ模様と全く自信なし。
結果的にツモれましたが、裏ドラが乗らず3着スタート。昨年までなら当然のように裏ドラを乗せトップを取っていたような気がするが・・・

2回戦。近野さん、斉藤さん、川崎さん。序盤から勝負手が立て続けに交わされる厳しいスタート。
東4局の親番で先制リーチに追っかけ、一発ツモの2000オール。
次局も早い巡目にピンフドラ1高めタンヤオの勝負手でリーチ。そこへラス目の川崎さんの果敢な押し返しにあい、追っかけリーチに一発で当たり牌を掴んでしまい満貫の放銃。
ラス目のままオーラスを迎え、早い巡目にドラ雀頭の場況の良さそうなカン8でリーチ。ピンズのホンイツだった川崎さんから8が打たれるも、前巡に58待ちのテンパイを入れていた斉藤さんに頭ハネされラス。この時点で16人中15位。厳しい・・・

3回戦。高橋さん、板川さん、足立さん。
東1局に500オールをツモられた後、バラバラだった配牌がタンピン三色に仕上がり、一発ツモの倍満!
次局も親で役牌アンコの先制リーチ。すぐに足立さんから追っかけリーチ。一発で⑥をツモ切るとリーチ一発メンホンイッツーイーペーコードラの倍満放銃(泣)
その後は大きな点棒移動もなく、オーラス満ツモ条件で役役ホンイツのテンパイが入るも流局で2着。

4回戦。西村さん、多井さん、森崎さん。
序盤、森崎さん、多井さんが抜け出す。東3局に無理矢理トイトイを狙って仕掛けたのが上手くいき、満貫。
トップと8000点2着と6700点差の3着目で迎えた南2局。10巡目にメンピンドラドラでリーチ。あがればトップも見えるのだが、13巡目に森崎さんから高め三色の追っかけリーチが…結果高めで放銃し満貫。最終局は仕掛けてあがり、辛くも3着。この時点で▲52.7Pの12位。6回戦へ進める9位が+3.9Pなので5回戦はデカトップ条件となった。

5回戦、小松さん、桐山さん、飯沼さん。
自身のトップは最低条件で、この時点で9位、10位の桐山さん、飯沼さんを捲れるとベストか。
東1局、2フーロしてトイトイテンパイしているところに2件リーチが入る。運良く同巡にツモって1600/3200。
東3局に桐山さんが2件リーチを制し大きな、大きな18000。私がトップ、桐山さんが2着の場合、36700点差をつけなくてはならなく、かなり厳しくなった。
東場の親が流れ南1局1本場。この時点で35400持ちの2着目。トップの桐山さんと18000点差。60分+1局で行われる準決勝。
デカトップ条件の私に残された道はオーラスの親での大連荘。しかし、東場で連荘が多く、残り時間は多くない。13巡目に親の小松さんからリーチ。これ以上連荘されるとオーラスの親が回ってくるかわからないので14巡目に一二二三三四八九456發發のドラの七待ちで追っかけリーチ。結果は先行リーチの小松さんが掴んで裏裏の満貫。フラットな状況ではまず打たないリーチで追い込まれていたことが功を奏したか。
色々あってオーラス。トップの桐山さんと700点差の2着目だが、素点が欲しいところ。残り時間は10分余り。6巡目にドラアンコのリーチ。ツモって4000オール。トップには立ったが、トータルではまだ桐山さんが2万点ほど上。1本場はピンフをあがり1500は1800。2本場。6巡目にドラの中が重なりやる気満々。道中薄くなっていたマンズの両面を払いソーズのホンイツへ。飯沼さんからリーチが入るも押し返す。ドラの中がアンコになり1123467889中中中のテンパイ。終盤5を引いて147待ちに。そして最終ツモで1をツモり8000は8200オール。最終局。2巡目にドラアンコのイーシャンテン。6巡目にドラを暗カンすると新ドラがトイツの西。すぐにテンパイしてリーチ。⑧と1枚切れの新ドラの西のシャンポン待ち。ほどなくして⑧をツモって8000は8300オール。結果108000点の大トップで最終戦へ!!

6回戦、足立さん、多井さん、近野さん。
現状7位なのでほぼトップ条件。東3局の親で3回あがって5万点越え。そこから安全な立ち回りもするもオーラスで近野さんに逆転されてしまう。最終局トップとは4400点差だが、卓内1位までは1700点。タンヤオドラ1を目指すも5巡目に足立さんからリーチが。私と近野さんから跳満以上の直撃で卓内2位になる足立さんからのリーチなので打点はありそう。満貫~倍満のツモあがりは卓内1位で終了の為周り気味に打つことに。8巡目に足立さんがツモ。ドラ3の満貫。近野さんが親被りし、300点差で卓内1位。結果3位でなんとか決勝へ進むことが出来ました。

翌日の決勝。対局者は友添さん、板川さん、小松さんの3名。1回戦オーラス⑧単騎のチートイツをツモってトップになった後の記憶がない。ただ負けたということ以外は。皆さんホントに強かった。特に優勝された板川さんは後で放送を見返したが圧巻の内容でした。

最後になりますがニコ生のコメントやTwitterでたくさん応援していただきありがとうございました。いつも励みになっています。これからも多くの方から応援されるような選手になれるよう精進していきますm(__)m

 

最後までお付き合いありがとうございました。

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