ヴェストワンカップ【WEST ONE CUP】西日本最大級メジャー麻雀大会 ベストワンカップ

(ヴェストワンカップ/ベストワンカップ)

第7回WESTONECUP自戦記【太田 光晴】

第7回ヴェストワンカップを予選から振り返って行きたいと思います。
大阪予選の最初の2回は足切り敗退で惨敗し、3回目は決勝卓に進むも勝ちきれず敗退、4回目は大阪予選は一ヶ月実施されなかったので東京予選に参加しました。
運よく足切りスレスレで決勝卓に残りなんとか勝つ事ができ7回連続予選通過する事が出来ほっとしました。
私の他にアマチュアで7回連続予選通過している小西隆之さん(現アマ最強位)は今年は一発で予選通過されたので追いつけて本当に嬉しかったです。彼の存在がなかったら自分もここまで予選通過はできなかったかもしれません。

本戦1日目、Dブロック5回戦でトップ3回とれたおかげでジャンプアップ通過を決めベスト48に進む事ができた。

本戦2日目、Bブロック1回戦、2回戦ともに3着で苦しいスタートであったがそのあと3回トップをとりむかえた6回戦、
太田(108.1)比嘉プロ(66.6)矢島プロ(52.8)徳田さん(23.5)ラスにならなければ通過であったが先手をとられ防戦一方で東4局でラス目に立っていた。どこかで攻めないとやられると思いドラ単騎リーチを打ちツモることができ余裕ができた。
後は3人の戦いに巻き込まれないように注意しなんとか無事通過を決める事が出来ました。
ベスト16の対戦相手が事前に発表され配信も2戦目だったので良かったと思う。

1回戦、ラスで終わり配信卓では運よくトップが取れたがその後連続3着でむかえた5回戦 矢島プロ(106.3)太田(-13.7)河野プロ(-28.2)岡田プロ(-90.5)
今年からシードの規定が変わり9位から5位の本戦シードがなくなったので16位も5位も変わらないのでここではトップしか狙っていなかったが河野プロに敗れ痛恨の2着でギリギリ9位で6回戦をむかえることになった。

6回戦 矢島プロ(93.1)松本プロ(43.5)諌山プロ(35.3)太田(-1.8)
オーラス卓内トップは矢島プロが5300点上の状況の中、メンホンの3,6ソウ西待ちの3面待ちだが安めの3ソウだとメンホンのみで脇から出ると届かないから思い切ってリーチを打ちなんと一発で高めの西をツモリ裏が3枚のり三倍満の上がり70500点のトップで終了しました。少し後、別卓が終了し結果を聞き驚きました。私の最後の上がりが三倍満でないと渋川プロが通過していました。まさに奇跡の決勝進出となりました。

決勝メンバーの北原プロ、内田プロ、夏月プロには3人ともベスト16で同卓した際に負けているので嫌な予感しかしませんでした。(以下敬称略にて記述いたします。)

1回戦東3局、内田のリーチにドラをポンして攻め、内田から8,000点を上がる事ができた。
このあがりで積極的に攻める事ができ迎えた南3局
役無しドラドラのカン八待ちで5巡目先制リーチをするもすぐに内田から追いかけリーチ。しかし運よくあがりきることができた。このあがりで初戦をトップで終えた。

2回戦、現状2着の夏月のリーチに弱気になり中途半端にオリて3,900を放銃、最悪の結果となった。 
東2局自身の親番、ピンフ高めイーペーコーの六九テンパイが入るが6pを引くと三色同順が確定するので手替わり待ちを選択、北原プロから六が出て2,900をロンあがり。
東4局1本場 北原からリーチが入るが満貫が見える手牌なので押していき夏月から8,000は8,300をロンあがり。
南1局北原の親番、自身は7pか9pを引くと純チャン三色同順になる役無しテンパイで北原からリーチ。がそのまま役無しテンパイから500 1,000をツモあがり。親リーチをかわしたこのあがりは大きかった。
南2局自身の親番、白暗刻ドラ暗刻のカン7p待ちを夏月から12,000のあがり、これが決め手となり2回戦もトップで終えた。

3回戦、東3局 夏月の親番、123の鳴き三色1,000点で親をかわし、
東4局北原プロの親番の大物手を2,000点でかわし
南1局自身の親番でドラ暗刻のトイトイを内田から出上がり45,300のトップに。その後はガードを固めて迎えたオーラス北原プロとのあがり競争を制し3連勝、優勝に大きく前進した。

4回戦、東3局1本場、白ホンイツを親の内田から出上がり2着に浮上。
東4局自身の親番だったが下家の北原のホンイツを警戒してノーテンで親が流れる。
南1局1本場、内田に大三元のテンパイが入る、テンパイの瞬間もし、6sツモだと7p切り、次に三ツモなら發は出ていたかもしれない。このとき、たまたまツモが悪くて助かった。この局は北原のリーチに夏月が4,800放銃。
南1局2本場、親の北原、夏月のリーチにベタオリ、北原に4,000オールをツモられる。
南1局3本場、北原と20,000点差をつけられこのまま連荘されるとマズい事になりそうなので普段はダマテンにするメンチンだがリーチを打った。結果は流局だったが北原プロの親が流れたのでヨシとした。
南4局自身のの親番、ラスの内田と4,000点以上差がありノーテンでも3着だが北原との点差が少ないので2着を狙いに行った。
南4局1本場、役無しドラ1でリーチをしてツモあがり裏1で4000オール。このあがりで優勝はほぼ決まりだと確信した。

初めてのベスト16、初めての決勝だったので勝つのは難しいと感じていましたが、ツキと展開に恵まれ勝つことができて非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。
私の周りにはアマチュアで競技麻雀の優勝者が沢山います。第22回BIG1カップ優勝の加藤博士さん、2021年度アマ最強位の小西隆之さん、2017μカップ大阪優勝の山本貴一さん、2021μカップ大阪優勝の山地義昌さん。彼らを見ていつか自分も優勝したいといつも感じていましたがずっと勝てずにいました。

コロナ禍の影響で私もしばらくの間、競技麻雀から離れていましたが、今も参加できない人も全国には沢山いると思います。
地元の麻雀仲間達も東京や大阪の大会は参加できない為、期待に応えることができてとても嬉しいです。
応援してくれた皆様、運営関係者全ての方に感謝します。
ありがとうございました。これからもよろしくおねがいします。

太田光晴

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