板川です。紙一重でヴェストワンカップのタイトルを獲得できました。それまでの闘いを振り返りたいと思います。
今回は直前にジャンナビオンライン様よりご推薦いただき本戦、144名の闘いに参戦しました。闘いに入る前の準備としてこの大会は順位点が1着順20ポイント差なので素点よりも着順にこだわり対局に臨みました。
ところが初戦、勝負どころのリーチ合戦で負けて▲8.9のラススタート。最初の4回戦はラスは一度は引いても大丈夫と言い聞かせ、以降、2着、トップ、2着で5回戦に進出。5回戦トップをとり、迎えた最終戦。2着以上でベスト48で3着。ダメかなと思って結果を待っていたらワイルドカードの2枚目。これは追い風ポールポジション。
気分良く迎えたベスト48。失うものは何もないので着順取りを気にしながら4回戦まで2着、トップ、2着、2着の84.0。5回戦トップを取ればジャンプアップ出来そうな位置。前のめりで勝負に出て▲6.9のラス。最終戦、麻将連合の忍田代表、地野ツアーと同卓。この勝負どころで開局から3000,6000、2000,4000、3200オールと東3局まであがり続けなんとかクリア。
初戦、南3局の親番までトップとラスまで8000点以内の僅差の局面。ここで4000オール、6000オールと決めて大トップ。以降2着、3着、2着で迎えた、5回戦、トップを取ればジャンプアップの可能性がある中、いきなり3000,6000で攻勢に出るとこのリードを守りきりトップ。結果は1.4ポイント差でジャンプアップならず。こういう時は得てしてラスを引かされるパターン。気を引き締めて最終戦に臨むも、東2局に卓内2着者に8000放銃。南1局を迎えて11000のラス目。トータルでも2人に抜かれて卓内3着。ここで終わるわけにはいかないと自分に言い聞かせ、ドラ③暗刻で⑥⑨待ちで高目タンヤオでリーチ。望外の一発ツモで裏ドラがのり、4000,8000。次局の親番で9600をあがりこの半荘2着で決勝進出。
決勝のメンツが決まった際、勝ち負けは別にしてとてもいい麻雀打てそうなメンツが揃ったなぁというのが正直な気持ちでした。アマチュアの小松さんとはこの大会のスポンサーのヤスベェリーグで切磋琢磨しており、唯一連覇した強豪です。ヴェストワンカップ連覇中の田内プロ、麻雀への貪欲な姿勢とビジネスオーナーとして麻雀店、カフェ、居酒屋など多角経営をする友添プロ。3人ともよく知っている関西の選手。私の信条である『魅せて勝つ』を実践するにはこの上ないメンバーでした。開始前の挨拶でも『結果は後から付いてくるのでギャラリーが楽しんでもらえる麻雀を打ちます』と話したのも心底そう思えたからです。
以降はそれほど危険牌も切ることなく、ラス牌の3
をであがり。自分の親番をサクッと終わらせ迎えた南場、友添プロの反撃開始、親番で2600オールをあがりトップ、3着の並びを作られる。2着目の田内プロをまくらないといけない局面。南3局小松さんのリーチを受けて田内プロもうまく回ってテンパイ。さらに差が広がる。オーラスの親を迎えて目一杯に手を広げ、6を重ねてカン七待ちリーチ。なんとかツモって2着目に浮上。最後は友添プロのリーチを受けて流局。紙一重でした。
本戦からの成績
対局数23回
トップ6回
2着13回
3着2回
ラス2回
平均順位2.00
最後に素晴らしいメンバーと熱い闘いができ、視聴者の皆様に視聴いただけたことが素直に嬉しいです。応援してくださったファンの皆様、運営スタッフの皆様に感謝申し上げますと共にこれからも麻雀界に貢献していきたく、よろしくお願いします