日本プロ麻雀協会Aリーグ所属のサイコロ太郎です。関西で活動しています。
本戦から長い道程を経て辿り着いた久しぶりの大舞台。
本戦通過が44/144人 準々決勝が16/48人(四神登場!) 準決勝が4/16人。
本戦からでも11/432つまり約1/40という狭き門!!幸運にもここまで来ることが出来ました。
狭き門をくぐり抜けた他の決勝進出者を紹介します。
日本プロ麻雀協会B2リーグ所属 田内 翼P
若くして関西でのタイトルを多数獲得。協会関西を代表する打ち手の1人。私設研究会「たの研」を主催(ちなみに「たの研」には私や後述の友添Pも参加しています)。
マーチャオ京都駅前店の副店長でもあり私とは親交が深い。
最高位戦日本プロ麻雀協会関西C3リーグ所属 玉利一P
第1回 雀ナビ リアル最強決定戦in大阪 優勝
私はお顔を何度か拝見させていただいたことはあるが、対戦はほとんど無い。
今回唯一の未知の相手。
最高位戦日本プロ麻雀協会関西C1リーグ所属 友添 敏之P
プロになるやいなや新人王獲得。最高位戦関西といえば真っ先に名前が挙がる実力者。で京都「Potti」の名物オーナー。
決勝開始前のインタビューでもあったように「麻雀には過程しかねぇ」が持論。
アフロと蝶ネクタイがトレードマーク♪
私は時々酒の席でご一緒させて頂き麻雀談議に花を咲かせる間柄。
それでは決勝戦ですが、まずは一回戦。
友添Pが6,000オール2回など6万点弱のトップ。特に強烈だったのが東場の親番でのメンタンツモイーペーコードラ2!ピンズが場に高く山にあまり残って居無さそうな場況でおもむろにツモ切りリーチしたかと思えば、ドラ表かつ1枚使いのカン7ピンを力強くツモリ上げるではないですか!私の手牌に7ピンが1枚。「友添さんそれ零牌ですよ!」と心の中で呟いたのを覚えています。このリーチ、有利不利は判断しかねますが私には絶対に打てません。友添スペシャルとでも言う様な恐ろしい破壊力です。こういうところが友添Pの大舞台での勝負強さなのだと思います。
田内Pも必死に喰らいつき2着。私はと言えば2人のツモ上がりに押されて3着死守が精一杯。
二回戦。
なんとかトップ。2着田内P、3着友添P、4着玉利P
初戦大トップの友添Pを3着にすることが出来たので、上々の出来。
これで、友添P・私・田内Pの順位点が並びました。3人横一列。玉利Pはかなり苦しくなってしまった。
三回戦。
5万点トップ。2着田内P、3着友添P、4着玉利P
欲を言えばオーラス親番でダメ押しに放った3面待ちのドラ4リーチを成就させたかったです。友添Pの見事なラス抜け和了に阻止されてしまいました。
よもやの連勝で暫定首位に。3連続2着の田内Pがやはり粘り強い。
四回戦。
またもや友添P開局の親番で8,000オール!凄いですね。大物手をバンバン和了る。やはりすんなりとは行かせてくれません。私も必死に喰らいつき、南場の親番で手が入り6,000オールを和了りますが届きませんでした。
1着友添P、2着サイコロ、3着田内P、4着玉利P
最終戦。
ここまでの結果は、
サイコロ+95.9 友添P+68.3 田内P+17.1 玉利P△182.3
今回のルールはオカが無く純粋に1着順に20ポイントの差があるので、私の条件は友添Pとは1着順と7,600点差以内ならオーケー。田内Pとは3着順(つまりはトップラス)と18,800点差以内ならオーケー。
私は開始前、田内Pのトップラスという条件はかなり難しいので、事実上友添Pとの着順争いで7,600点分私がやや有利だなと認識して最終戦に挑みました。
開局早々玉利Pが先行し、他3人が競っている状況で迎えた東3局、田内Pの親番。ドラは4ピン。河が3段目を迎えるあたりで私はピンフ高めドラ1の4-7ピン待ちをテンパイします。場にピンズは高くけして良い待ちではありません。山にも残り少ないでしょう。他家の手牌もそろそろ煮詰まっている頃合い、いつテンパイが入ってもおかしくありません。しかし、私には優勝争いをしている友添Pが8,000を和了するとトータル順位がひっくり反ってしまう程度の優位性しかありません。安全を追ってダマにするよりもこの手でリードを広げたほうが良いのではないかと考えました。ここでの1,300・2,600が偉すぎるのです。が・・・
このリーチが結果的に私の最大の敗着打となってしまいます。私が降りられない状況となったことを好機と察した親の田内Pがリーチに無筋を押し通し追っかけリーチ。私が当り牌を掴み御用。12,000の放銃で田内Pに見事条件を満たす(3着順プラス18,800点以上の)差をつけられてしまいました。
その後はオーラス以外手も入らず、オーラス渾身のリーチ合戦も捲り合いに負けて私の大舞台は幕を閉じるのでした。
最終戦は私が田内Pに12,000放銃した後も田内Pと友添Pのデッドヒートなど見所満載。3人の優勝争いはオーラスまで縺れ、田内Pがあの劇的な跳満ツモで大逆転優勝を決めるのでした。
最後になりますが、たの君おめでとう♪いや~悔しいけどほんまに強かった。関西最強の座は当分預けておくが必ず獲りに行くからな!!