第9回 店舗予選(プロアマ混合予選)を更新しました。
・ビッグドラゴン (兵庫)2/4 12:00 募集開始
・大三元 (大阪) 2/11 12:00 募集開始
・るっく (静岡)2/11 13:00 募集開始
詳細は大会日程
2024年度のWEST ONE CUPが開催決定しました。
第8回WESTONECUP決勝進出者の自戦記を掲載しました。
詳細は自戦記 2023
coming soon…
杉谷剛です。現在広島在住ですが、麻雀大会はほとんど無いためいろいろな地域で麻雀しています。今回は東京の予選を通過して本戦に進む事ができました。
今回は決勝で印象に残っているシーンを書きたいと思います。
2回戦南3局
1回戦トップをとった田嶋さんが親でリーチ
その後テンパイ
8s2枚切れで9sがリーチに通っていたので9s切ってリーチしましたが裏目を引きその後、田嶋さんに4000オール引かれるという結果に。
3回戦南2局1本場
1、2回戦連勝の田嶋さんがラス目。その田嶋さんが5巡目にリーチ。1発目に西を対子落とししたら倍満放銃となりました。
最終戦はトップまで200以上ポイント差がありましたが最後の親番が流れるまで優勝を目指して打ちました。
結果は残念でしたが5回戦を同じメンバーで打ち、豪華な実況・解説の方々の元で打つという中々出来ない経験をさせていただきとても勉強になりました。ありがとうございました。
第八回ヴェストワンカップについて 比嘉秀仁
「準優勝」というと普通は名誉なことであり、喜ぶべき成績だと多くの人が思うであろう。
数多くの参加者がいる中で上から二番目だ。賞金だってもらえるし、自分の戦績に入れてもきちんと箔は付く。さらに言うとこのヴェストワンカップは麻雀界ではG1タイトルであり、なおさら喜ぶべきなはずだ。
しかし、この準優勝が確定した瞬間―すなわち、優勝を取り逃した瞬間、私は悔しくて悔しくて堪らなかった。
なぜなら、10年以上前に同じくらいの大きな大会である日本オープンで決勝に残り、死力を尽くした結果、同じように優勝を逃したからだ。
今度は優勝したかった。だが、ダメだった。それで悔しくないはずがない。
配信対局が終わり、疲れ切ってふわふわした気分で打ち上げに向かう。
心ここにあらずという感じで何も考えずに飲み食い雑談してたかと思う。
打牌内容のあれこれも話題に出て、ワイワイする中ボーッと話を聞いていた私。
だがそこでとある先輩の一言が突き刺さった。
「下手だったね。」
そこで私ははっとした。そうだ。負けたのはだ単なる運ではない。
もっとなんとかできたはずだ。悔しくて結果を受け入れられないなんてまだそんなレベルじゃない。
今の世の中少しキツい言い方をするだけで割と嫌がられることは多いが、私はストレートにモノを言ってもらえる方がありがたい。先輩には感謝だ。
もうプロになって15年になるが、ひたすらネット麻雀で打数をこなしてはきた。だが、改善のための努力を十全にしてきたかと言われたら、まだまだできることはある。
とりあえずまず自分の配信チャンネルで牌譜検討をしよう、そして麻雀AIを取り入れて自分の基礎から見直しをしよう…そう決心をした。
来年もヴェストワンカップはある。今のこの気持ちを無くさず、研鑽して次は優勝できるようにベストを尽くしていこうと思う。
2023年 7月 比嘉秀仁
本戦1日目 141141
本戦2日目 211322
準決勝 431121
決勝 11134
トップ12回、2着4回、3着3回、4着4回 平均着順1.96
4回の4着は優勝者にしては多いのだろう。和了に向かってよく押したWestOneCupだったと成績を見ても思う。
優勝までの道のりで一番敗退を覚悟したのが準決勝2半荘目の3着だ。
東場で5万点まで稼ぎながら南場で点数をバラ撒いての3着。初戦4着でトップが欲しいという思いから、親を蹴るために攻めすぎた1本であり、最も反省の多い半荘である。
役なし両面で10巡目に先制リーチを放ち、ツモ番なしリーチを打たれ、一発で掴んだ6pは今後も何度か思い出すだろう。
しかし、決勝の舞台で優勝までたどり着けたのも、自分の読みやポイント状況に応じてしっかりと攻め込むという姿勢が大きな要因だった。
ここからは、決勝で自身にとって会心だった局を取り上げたいと思う。
■2回戦 南3局親番 4巡目
以下の画像の状況から読みを信じて打った1局。関連牌としては、1pが1枚、2pが1枚、索子は6sと9sが1枚ずつ見えている状況である。2-5p引きでタンピンが見える手だが、以下理由により2pを切った。
・見えている枚数は2-5pと1-4pでは同数だが、下家が2巡目に2p切り、上家が3巡目に1p切りと、特に1pはかなり山にいそう
・4-7mが入れば1-4-7s待ちでリーチを打つつもりだったため入り目のうち大半がタンピンにならない
これがバッチリとハマり、次巡の1p引きとその後のツモ和了につながった。
■2回戦 南3局親番1本場 9巡目
会心の局が続く。初戦2着でこの半荘も2着に付ける上家の中村プロからリーチが入ったところから。追っかけの愚形という状況であるが、以下の場況を信じてここから間6p待ちのリーチを打った。
・自身から4p,5pがそれぞれ3枚見えであり、下家と対面の5pの早さと鳴きから6pは持っていなさそう
・上家は順子手の場合は1枚以上組み込まれている可能性が高そうだが、変則手の可能性も高い捨て牌であり、その場合は使われていない可能性が十分にある
・初戦2着だった中村プロの和了は優先的に潰した方が自分にとって得であることが多い
これがハマって中村プロから3900(+300)の直撃に成功し、2回戦のトップを決定づけることができた。5巡目の下家の5p切り→上家の8p切りの瞬間、自身の4pが暗刻になる前にその思考を出来ていたことが会心の感覚であった。
■3回戦 南4局南家 5巡目
自身2着目ではあるものの、この半荘トップ目でトータル2着の中村プロがトップ目に立っている以下の場面から。打点十分の1向聴ではあるが、ここから2向聴戻しとなる1pを切った。
・間4m、1pと8pのシャンポンという受け入れが弱いこと
・テンパイ料で変わる可能性をリーチを打って消したくなかったこと
これらの理由から鳴いて和了を取りに行けるタンヤオへ移行した。狙い通り喰いタンで出和了してこの半荘もトップを取ることが出来た。
■3回戦 南4局南家 5巡目
トータル2着目の上家親番中村プロからリーチが入った場面。その宣言牌である4pをチーして、和了を阻止しにいった。
・この半荘のテーマはトータル2着目である中村プロに2着順上に行かれることを阻止することであり、中村プロの和了は少々危険を負ってでも阻止する方が効果的であること
・切り出すことになる南や白は安全度が高いうえに2mも現物となっており、和了が現実的に見込めること
中村プロに加点させずにこの親を流すというテーマに沿って、中村プロに将来危険になりそうな8pの先切りも含めて全力で流しに行き無事成功。第8回WestOneCup全体を通して、この局が最も自分らしく良さを出せた局だと感じている。
上に挙げたように、全体を通して自分の読みと押しがうまくハマったという感覚が強い。もちろん良いところだけではなく反省すべき点もあったし、それらを見返してこれからも上達していきたいと思う。
ただ、今回のWestOneCupで出せたような自分らしさである読みや状況を踏まえて攻め込んでいく勇気の麻雀は、今後も続けていきたい。そのうえでまた、何かタイトルを手にすることが出来れば素晴らしいことだと思う。
第8期 ヴェストワン 田嶋翔太
第8回WESTONECUP2023の優勝者が決定しました。
参加人数約1000名の頂点に立ったのは、田嶋 翔太さんです。おめでとうございます。
本年度のWESTONECUPも無事終了を迎えることができました。
あらためまして参加者の皆様、協賛・協力いただきました各企業・団体・店舗関係者の皆様ありがとうございました。
おかげさまで西日本最大級の名に相応しい大会でした。
また来年の開催を宜しくお願いします。
ベスト16、決勝の成績を公開しました。
詳細は大会成績 2023